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Girls Award と VJ

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Girls Award http://girls-award.com/ 日本が誇る巨大ファッション&エンターテインメントパーティー。 毎回、旬なアーティストのライブと十代〜二十代前半の女性の心をわしづかみにするブランドラインアップのファッションショーがメインの巨大パーティー。  えっ?パーティー? そう、パーティーです。 不思議な響きですが、制作、提供している側はこの感覚で行っています。 無数の人間の感情が交差しまくる会場とそれを彩る色とりどりのSHOWはまさにパーティーそのもの。出音も代々木第一体育館で最高で最大の音質音量です。 ある人がずばりなことを言っていたなぁ。 フェスで言うと、東京ガールズ コレクションはWIREで、ガールズアワードはメタモルフォーゼだ。って。 なので、こんな俺がVJとして呼ばれている訳です。 このライブの様子は一応録画しているのですが、表に出せないので直接観ていただくしか無いのですが、ちゃんとVJしてます。w 普通はですね、アイドルだったり曲が決まっているものは同期させた映像が便利なんですよ。俗に言う、ポン出しというものです。 映像を曲の頭に合わせてポンっとボタンを押して出すからポン出し。 でもね。 Girls Awardはパーティーで、おれはVJなんでちゃんとミックスしてます。 だから、照明も出音も一日のパーティーの流れにそっていて、アーティストのタイムテーブルも絶妙に組まれていて、VJも流れの中にそった演出をその場の空気感にとけ込ませて、いかに演出するかにかかっています。 前回の2014/OWではなんとかとけ込んだ演出ができたように思います。 うーん。なに言ってるんだろう?と思うかもですね。 細かく言うと だいたい毎回、9アーティストぐらいを順番に担当するんですね。 1アーティストはだいたい2〜3曲です。 間にファッションショーが入ります。 一日の公演はだいたい15時に始まって21時に終わります。 なので、必然的に映像の演出も最初から飛ばしていく訳には行きません。 抑えめに始めます。 お客さんが盛り上がってきたら、それに合わせていきます。 はい。 クラブの演出と一緒な訳です。 最初のアーティストからお客さんの入りがよくて盛り上がる事もあ

聖地!秋葉原に出撃の巻!

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ついに! TPO!! 秋葉原進出です。ああ、こんな40過ぎのおっさんと40前のおさっん2人がアキバとかでDJとかして、ほんと平和な時代です。いやー、まじかよ。 TPOってなんだ?って人の為に若干紹介します。 これです。 ところかまわず、自己中心的な表現で突き進むDJユニットです。 俺とPAPPIでやってます。 ときどきいろんな人が参加します。 はい、紹介終わり。 TPOもね、もう結成して2年ですか?2年目ですか?そうですか。 ここで聖地に帰国ですがな! どうしよ。 緊張してきた。 やっぱりみんな振り付けして踊ったりしたいのかな? ああ、VJとか俺がかけたアニソンにちゃんとコールアンドレスポンスしてくれたりすんのかな! むむむむ。 なんかね、アニソンとか実はそんなにかけないし、知らないんですよ。 ただ、鉄板でウケがいいからちょいちょいかけるだけで。 あああ コアなファンも両指分ぐらいにはなってきたかも。 うれしいだずなぁ。 VJ TONTONですけどね。 こっちもわりとまじめにやってます。 お暇でしたら遊びにきてね。 宣伝でした。 2015 : 2 : 27 : FRI 秋葉原エンターテイメントカフェ サイファー にて 夕方からのイベントだそうです。 よろしくかしこ。

ハイパーソニックエフェクトとVJの関係性

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ハイパーソニックエフェクトとは? と思った方はいますか? 要はですね、人が聞き取れない超高周波の事なんですね。え?そんなもん聞けないじゃんって思うと思うんですけど、そうじゃないんですよ。 じゃあどうやって聞くの? って思うじゃないですか、感じるって事なんですね。 通常は20kHz以上の周波数を持つ音波は耳で聞く事ができないんですが、実は肌で感じているんです。皮膚で感じ、受け入れることで脳のアルファ波を上昇させたり、ストレス緩和になるのです。その効果の事をハイパーソニックエフェクトと呼ぶのですね。はい。 自然の中は100kHzの音であふれており、その音で癒される効果があるのです。ハイパーソニック・サウンドの宝庫は熱帯雨林です。虫や鳥の声、そして樹木や風の音。まさに音の天国ですなぁ。それは人間がもともと熱帯雨林で過ごしていたことも関係あります。種として生存時間がながい熱帯雨林の音を聞く事でリラックスできるという訳です。 これはCDとかだと聞けません。22kHzまでしか再生できないので。しかし、ハイレゾリューションオーディオ規格であれば、100kHz近くまたはそれ以上の音を再生することができのです。まぁ、俗にいうレコードの方が音がいいというのは周波数帯の幅が広いという事もあります。 では身近な音楽としてハイパーソニックエフェクトを体感する方法はというと、先述した森の中に入るというのがてっとり早いんですけどね。 音楽的にはガムラン、ケチャ、尺八なんかが強烈にハイパーソニックエフェクトを出してます。もっと現代的に追求しているのが映画『AKIRA』でおなじみの『芸能山城組』ですな。 http://www.yamashirogumi.gr.jp/akira/sankou/index.html そういった意味では現実世界でコンサートを聞きにいくってのはとても有意義な時間を過ごせるという事です。 え、そんなこと知ってるって。すみません。w ちなみに日本人は、そういった高周波の音を好む傾向にあり、例えば鈴虫を飼うなど。西洋人には無い行動ですから。 そういった高周波を受け止めやすくするように、袖口の広い着物を愛好していたそうです。 うんちく。 じゃあ映像はどうなんだろうと思う訳です。 まずは、人間の目に見える範囲を「可視領域」といいます。 その波長の幅は、360~400nmから760~

虚空(アーカーシャ)とVJ

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ex:theory 2015.02.07.SAT PLUG SHIBUYA TOKYO CD HATA & VJ TONTON 先日、あるアーティストの方から、VJをみていただいて、『虚空』を感じる事ができたとうれしい言葉をいただいた。 そこで、虚空について考えてみよう。 まず、その事への感想としては、目指している一つの到達点が、自分の尊敬する方から突然に言葉として振ってきたので驚いています。 同じような意味でいわれた事はあるように思うのですが、「虚空」と簡単明瞭な言葉といて表現されたのは初めてでした。そう虚空を目指していたのだな、俺は。 虚空(アーカーシャ)とは。 なにもないくうかんなのにすべてあるくうかん だそうです。 ふむ。 ここまで来ると、VJで目指すものではないですな。 ここは、噛み砕いて説明してみましょう。 KLOMAがここでも出てきます。 SAKOTA HARUKAさんが、昔に「VJとして目指すところは、お客様が目をつぶって音を聴いて想像した世界が目を開けたときに目の前にあること」だと言ってました。 さかさまに捉えると、目の前にあったことが、目を閉じた想像の世界でも繰り広げられることとも取れます。 これも一種の虚空なのでは、ないのかとも思うんですね。 相互の関係はなりたった上では、なにも無くても良い訳ですから。 拡大解釈しすぎかしらw では、自分の場合はどうかと。 ぼくの場合はですね、実際に映像とかなにもなくてもいいとも思ってます。そこに到るまでの残像というか、光の粒子の残りというか。ただ単にある一つの映像が、脳や心を突き抜けていってくれたら最高かもしれません。そうなんですよね。そこまでいったら目をつむっても光を感じてくれる波長域につながるんじゃないかとも思ったりする訳です。 はぁ、なに言ってんだこいつ? という感じですね。 かんたんいうとですね。 完全に音と空間にシンクロできたら、すべて境界もなく、映像という認識すら無くなるんじゃないか?って事ですね。 そういう瞬間を連続的に調節できたら、きもちよくさせれるだろうなぁ。 すべてを忘れさせてやるぜ、BABY! ってことですよ! よし、解りやすくなってきた。 まだまだ虚空までは手の届かない、孫悟空みたい

Nightmares On Wax と Flower of life

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そういえば、昔イビサで、ナイトメアのパーティーとSKRILLEXとかFATBOY SLIMとかでるデッカいパーティーが曜日かカブッちゃって、どっちでる?ってなったのね。 でっかいパーティー呼んでくれたのも友達だから、どうしようってなって・・・。週代わりじゃダメかなとかも思ったんだけど。ナイトメアを選びました。 やっぱね、VJってのはアーティストと心がある程度通ってるとプレイしてて嬉しいんですよ。おれ、そんなにガツガツと友達になれるような性格じゃないので、よくもわるくも引っ込みジアーンなんです。 だからさ、友達は大事にしたいと思ってます。彼はすごく良いヤツなんですよ。愛にあふれててさ。彼から無言のうちに教わった事は数多くあって少しでもVJってものを通して日本のみんなにつたわれば良いなと思ったりしたりする。 伝えようってわけじゃないけどね。 彼とはきっと前世でも一緒に旅をしたことがあるんだろう。きっと彼はとても大きな船の船長だったんじゃないかと思うぐらいの暖かみがあって。一緒にできるプレイは最高の時間です。 NIGHTMARES ON WAXのイビサのパーティーに来てくれた少数の友達は大事な時間を共有できたね。ありがとう。 FLOWER OF LIFE この模様はおれの大事な友達三人からすごく重要なタイミングで教わって、ゆっくりと自分の身に入れていってます。最近絵に描くようになってさらに親近感が湧いてきました。 その三人のうちの一人がナイトメア(ジョージ)なのね。彼からもイビサでこのマークを教えてもらった。それで彼のライブツアーで毎回ながれるVJの映像にFLOWER OF LIFEをモチーフに入れ込んだものもあります。きっとこの文様に出会わなかったら、俺は本当にひどい人生を歩んでいたかもしれないと思ってます。いつも要所要所で俺を現実につなぎ止めてくれます。感謝の気持ちでいっぱいなんだよね。 今描いてるのは写経とかみたいなもんで、自分の好きな人のこと思い浮かべたり、これからの事考えたり、なにも考えないで没頭したりして描いてます。これももうすぐ完成するかも。 ブログで書きたい事はたくさんあるのですが、彼のミックスを聴きながら自然のままに書いてみました。 たまにはいいかもね。

FLOWER OF LIFE のバイブレーション

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訳合ってひたすらFLOWER OF LIFEを描いている。いろいろな理由があって 神聖幾何学模様などといわれていますが、ただの丸といえば丸です。 それでも、おなじ円を一定のリズムで描き続けると不思議な波動があるのでしょうか、元気になり心も落ち着きます。 般若心経 を写経したりするのに似てるのでしょうかね。 円のバイブレーションが、描いてる自分に心地いいんですよ。この心地よさが観た人に伝わるとええですねぇ。 物事のバイブレーションは大事だと思ってます。 お経や賛美歌、神社の祝詞などもそうですが、あまり内容は関係無いように思うんですね。それよりも音によるバイブレーションが個々の原子の波動を調和するような感じと言えば良いのでしょうか。上質なクラシック音楽などもその一種だと思います。 これに倍音がどう関係するのか勉強中です。 あ さいきん相撲観ていて特集されていた『 呼出 (よびだし) 』の人の声。 あれはすんごいバイブレーションですね。これについてもまた次回。 FLOWER OF LIFEは、19個の円を持ち、外側を二重の同心円によって囲まれているのが本来の姿なので、大きいキャンバスにそこまで描ききって次のモチーフに移りたいと思います。 今は様々な幾何学を模写することで、集中力と指先と体幹を鍛えてる感じですかね。w 次は正二十面体を描きたいと思います。 では

VJにおけるシンメトリーとブルース・リー

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VJにおけるシンメトリーとブルース・リー 最近の反省点があります。 いきなり反省です。 マッピングをつかって様々なスクリーン設置を時間がないクラブ営業のなかで実験的にためしていますが、前回のAirにおいては正直失敗です。 がびーんとなってしまいますが、理由があるのです。 スクリーンの配置をシンメトリー(対称性)に置いてあるところです。 シンメトリーはそれだけで美しいのです。それだけで美しいものにどんな映像をのせても、それはカッコがつく話であり、やっている本人にとってはプレイしている間には、何の成長もできない形という事です。シンメトリーにする事で安定感と存在感がでます。そういう意味では迫力のある映像効果を出せたとは思うのですが、俺がもとめる美とはつねにシンメトリーから外れたところに持っていきたいと思ってます。 左右対称のスクリーン 心の中で『師』を持つ事は人生でもっとも有意義ことだ。 ここで言う『師』とは、超えなければならない存在であって、崇めたり、教えを乞う相手でもなく、必ず超えなければならないと心にきめた相手である。教えをうけたり影響をうけたり惹かれているのみの相手は、書き終わった教科書や変わらないアイドルと一緒である。 『師』とはライバルであって仲間であって、お互いが切磋琢磨できる相手が望ましい。 屯明書房 『ココロノシとココロノシ』 KLOMA 俺のVJの師はKLOMAです。大きく影響を受けました。その師いわく「シンメトリーはそれだけでかっこいいんだから。かっこいいものを選んじゃダメだよ」。うむ、さすが心の師はいうことが違う。覚えてる人もいるかわかりませんが、KLOMAはプロジェクターを左右反転でシンメトリーに並べる事を嫌ってました。 なぜ、それだけでかっこいいものを使わないのかは、前述のべたように、成長が無いのである。出すだけでかっこいいので自分に甘えが出て素材の作りも出しかたも曖昧になる。そんな事を10年前は考えてやっていました。 うー。最近シンメトリックに甘えてます〜。 単純に映像の動きが、前、後ろ、横、縦、回転となってしまってます。これこそシンメトリーの弊害であって、肝心の奥から斜め前などのヒネリが入った動きが足りなくなってます